2011年9月10日土曜日

ウォーハンマー40k スペースマリーン レビュー

■スコア

キャンペーンスコア 総評 筆者は4/5 一般的には 2/5
・ストーリー 5/5
・演出    5/5

・ゲーム性 2/5
・操作性  2/5

ゲームとしての評価 2/5


■ウォーハンマー40k好きならシナリオが熱い

面白かったです。
若干、そこで終わりかよ・・・。って感じの終わり方ではありますが、全体としてみると素晴らしく良く出来てると思います。シナリオ展開と演出がRTSのDoW同様熱いです。

ただし、戦闘はかなりかったるいので愛でカバーしないとキャンペーン攻略は苦行かもしれません。インペリアルガード、ブラッドレイブン等が登場するシーンで、ニヤニヤできる40k愛が無いと楽しめないでしょう(苦笑


■体力の仕様

取りあえず難易度ハードでキャンペーンをクリアしたのですが、戦闘は難しいというよりはカッタルイと言ったほうが正確です。

「自動回復するシールド」と「自動回復しない体力」っと言ったHalo1の仕様なのですが、回復薬などはフィールド上には無くて、削られた体力回復は処刑で敵を倒すことで可能。と言うちょっと変わったものです。ただし死んだりしてチェックポイントからやり直すと体力は全快になってます。

後半ステージでは敵を処刑するタイミングが限られるので、体力にまでダメージを受けないようなチマチマした行動が要求されます。

■敵の特性と行動パターン

格闘属性の敵ユニットはコチラの存在を察知すると殴りかかりに走って寄って来るのですが、それ以外のユニットは基本的に距離をとって近づいてはきません。また、背の低いユニットは気絶攻撃無しでいきなり処刑が可能です。
これらの特性を生かしてそれなりに頭を使って立ち回る必要があります。

■武器仕様

DoWの主要武器ラインナップと同様の物が今作にもおおむね存在しています。
ただし、RTSの仕様とは当然異なり、近接武器、ワン・ハンドのピストルとボルト・ライフルは常時装備で、任意のタイミングで切り替えが可能です。


また、それとは別に2つほど重火器を装備できるのですが、両手持ちのハンマーを装備していると拾えても使用することが出来ません。とは言え、ピストルとライフルは使えます。


大した数無いのでだいたい全部を紹介すると以下のラインナップです。

近接武器
Combat Knife (初期装備)
Chainsword
Power Sword
Power Axe
Thunder Hammer(両手持ちハンマー)

遠隔武器
Bolt Pistol (初期装備)
Bolter(初期装備ライフル)
Kraken Bolter (常時装備ライフルの上位版)
Stalker Pattern Bolter
Heavy Bolter(設置銃 取り外しも可能)
Storm Bolter
Vengeance Launcher
Lascannon
Plasma Pistol(常時装備ピストルの上位版)
Plasma Gun
Plasma Cannon
言うほど使い道なかったですが、プラズマ ピストルは貯め打ちするとHaloのプラズマ武器的な使い方も出来るようです。

サンダーハンマーを手に入れてしまうと、テンション上がりますよね!?
可能ならばずっとこいつを装備しておきたかったのですが、そうもイキマセンでした・・・。
遠隔重火器が使えなくなるってのが後半では無理ゲーです。


■戦術性

序盤は格闘をふんだんに使用できますし、処刑する余裕も結構あるのですが、中盤以降に登場するケイオスマリーンは強力な重火器を持っている為まともに近づけません。

遠隔武器のユニットに対して、敵の弾幕を喰らいながらダッシュアタックで突進して敵をスタンさせて処刑!!

と言ったスペースマリーン成りきりプレイが出来るのは中盤までなのが残念です・・・。

要するに戦闘のチマチマ具合はまさにRTSのそれです。
後半ではラスキャノンが最高の相棒となります。
スナイプ好きには良いのかもしれません。

■ボス戦

ボス戦ではだいたいのゲームで一般的なボスの体力表示がありませんでした。
これは結構邪魔臭かったです。ダメージ通ってるのかの判断がつかないんですよね。

ボス戦的な戦いはキャンペーン通して2回しかありませんがどちらもダメージ判定があるのか無いのか攻撃しててサッパリ解らないのは辛かったです。

特にラスボスバトルは酷くて、あまりに冗長なQTEの嵐に、”これダメージ入ってるのか?何かやり方違う?”っと疑うほどでした。



■要するにな総評

ウォーハンマー好きとかRTSのDawn Of Warをプレイしてる人で今作に興味が沸いてる様な方じゃないと苦しい内容です。ファンゲーとしては上々ですが、一般ユーザーへの訴求力って何かあるのだろうか?ってな感じです。

難易度ハードでのキャンペーン攻略時間は、私の場合9時間だったようです。
アクション・ゲームのキャンペーンとしては、ボチボチというか、こんなもんじゃないかな?っと思える長さだと思います。しかし、チマチマしたゲームプレイを要求される事が多々ある今作なので、異様に長く感じられました。ええ、コレッポッチも良い意味じゃないです。

処刑トレイラーとかに釣られて買っちゃったような人は、高い確率で後悔するかもしれません。

擁護になってないかもしれませんが、それでもシナリオは面白いので、40kの世界観にどっぷりはまる事ができたら今作はゲーム性など無視しても面白い作品だと思います。

私などは、今から既にブラッドレイブンのシナリオ配信が楽しみでしょうがありません。

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